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ウィスキーをなんとか4人分作り終わった時に、詠美の額から汗が一粒滴り落ちた。

こんなテンパルのもひさしぶりだよ。と内心苦笑する。でも、このテンパリ具合もお客さんにとってはおもしろかったらしく、その後の男性客とのトークはとても盛り上がった。

お客さんの大学の頃の話とか、高級クラブBに来る前にどんな会議を会社でしてたとか、そんな話も聞けて新鮮だった。

でも詠美にはずっと同じテーブルになった1人について気になることがあった。


その人はずっと詠美が作ったウィスキーをあまり口にせず、ずっと帳面とにらめっこしているのだった。


別のお客さんが、「Yさんは、たよりになるんだなぁ。しっかりものでねぇ。」とさっきからぜんぜん話に参加していない人のことを指してそう言った。

Yさんは、なんと女性のお客さんだったのだ。


男性社員が大騒ぎしている中、1人会計としてか?帳面を広げ、お金の計算?をしているYさん。お世辞にも楽しそうにしている雰囲気ではなかった。


詠美は、思うのだった。


もし、自分が将来会社員になってそれなりの地位について、周りの同僚が男性ばかりだったら・・・。


今の大学でも詠美は普段から男子が大勢いる環境にいるから、男性に囲まれることには抵抗はない。

でも、まだ大学生の身分だ。地位や名誉もあるわけじゃないからいつも仲よくしている男子メンバーと高級クラブなんぞに一緒に行くことはもちろんない。

でも将来今友人の男友達と会社の接待などで、高級クラブに一緒に行くことになったら。はたして今のように詠美は男子たちとあまり男女の差を感じることなくやっていけるだろうか。


高級クラブでニコニコ顔でホステス達とたわむれる男性たちにあきらかに距離を感じているYさんの気持ちをなんだか理解できるようなきがした。

(私は、なんのためにここに来たのかしらん。)


Yさん、帳面ばかり見てるけれど、きっと話についていけなくて、手持ちぶたさで帳面見てるだけなんだろうな。きっと帳面の数字なんてたぶん見てないんだろうなぁ。


詠美は、Yさんが気になってしかたがなかった。だから積極的にしつこいぐらいにYさんに話をふる戦略に出た。

Yさんが話の主役になるようにと考えたのだ。



「詠美ちゃ~ん次はあちらのお客様のところに行ってくれる?」


ママの声が背後からした。

「はいわかりました。」

詠美はママに返事をした。

「すいません、どうもありがとうございました。それでは失礼します。到らなくてすいませんでした。」

深々と詠美は4人のお客さんに礼をした。

そして詠美が顔を上げたとき、Yさんがとても笑顔でいてくれた。詠美はそれがすごくうれしかった。


高級クラブと言うと、男性が女性ホステスとひと時の会話を楽しむ空間を提供していると考えることが普通であろう。

現実に、ママは詠美にこう言ったそうだ。

「お客様は、あなた達を口説きに来るのだからね。」

しかし、女性の社会進出が進む昨今、女性が高級クラブを訪れることになるケースもあると思う。その時、どのようなトークをすれば、女性が周りの同僚の男性やホステスから疎外されずに、楽しんで帰ることができるのか、そんなことも真剣に考えるようなホステスの気遣いも必要ではないだろうか。


私は、詠美の話を聞いてそのように思うのであった。


いつの間にやらランキング14位になってました。いつも応援ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

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タグ : 高級クラブ

コメント

14位になってしまいましたってことはちょっと前まではベスト10に入っていたんですね。すごい!!また遊びに来ます。応援ぽちっ!!

恋愛と印鑑の記事を考えていたら、詠美さんの記事を
そのまま載せたほうが面白いと思いリンクしてしまいました。勝手のリンクすいません。よろしくなければ、はずしますが、よろしければ、「恋愛について」からリンクしてますので・・・・・。応援ぽちっ!

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そうかぁ、女性も男性のお供で高級クラブに
来ることがあるのですね。
確かにこの状況ではその女性しんどそうですね。
一刻も早く終わらないかなんて思ってたのでは?
そんな中で詠美さんの気遣い、彼女うれしかったと思いますよ。

訪問とコメント、ありがとうございます☆

高級クラブに女性も行くこともあるのですね。
男性ばかりが盛り上がって、彼女は疎外感を感じてたんでしょうか・・・
皆さんに楽しんでいただこうという詠美さんの心遣いが、
彼女の心に届いて笑顔が戻ってきたことが素敵だと思いました。
また遊びにきまーす!!

はじめまして、うーん高級クラブに行ってみたい。
けど、、もし行ったとしてもどうやって楽しんでいいのかわからないだろうなー。。料金が気になって気になって・・・お金持ちになったら行きたいと思います。
また来ます。ポチっと。

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