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ママがお酒を詠美にすすめてきた。


「詠美ちゃん初めてなのによくがんばったわ、飲みなさい、思う存分飲みなさい。」
さきほど、詠美が、車会社を継ぐ予定のB氏とカウンターでお話している時に、ママは詠美にウィスキーと称してウーロン茶を出してきたのに、今は正真正銘のウィスキーを飲んでもいいと許可を出してくれたのだ。

詠美は、大酒のみではないものの、お酒に弱いということもなかったので、遠慮なくいかにも高そうなウィスキーを口に含んだ。

お酒を飲みながら、ママと常連客さんとの話にうまく溶け込みその場の空気が盛り上がってきた時、ママが詠美の目をまっすぐに凝視して、

「詠美ちゃんお名刺お客様からもらってないでしょうねぇ?」

と尋ねてきた。詠美は、最初に接客した3人の男性の1人から名刺を戴いていたので、

「戴きましたよ。」

と言ってママに手渡した。するとママはその名刺に印刷されている会社名を見た瞬間、

「こんなものいらないわ。」

と言ってその名刺をビリビリに破いてしまったのだ。

「あんな会社わねぇ~~~。」

詠美は、瞬時の出来事に頭が混乱すると同時に、何か見てはいけないものを見てしまったような気がして一気に血の気が引いてしまった。

詠美がその後1、2秒して、周りを見渡すとさっきまでとなんら変わらない雰囲気で常連客とママは話を楽しんでいた。

詠美は、心底高級クラブ業界の恐さをこの瞬間知った。

結局お金なのかぁ。あの会社はここにいる常連客さんの会社にくらべるとレベルが低いから、名刺を破っしまっていいほどどうでもいいのだということかぁ。

詠美は、本当に頭にきた。お金がなんじゃい、超一流会社がなんじゃい。ママはそんなにえらいんかい。名刺破れるほどえらいんかい。あの人たちは、中小企業勤務やけれど、一生懸命毎日働いてる。それを、それを、それも、常連客もその光景を笑って見ていた。なんなんやこの世界は。


詠美は、この名刺ビリビリ事件によってママに対する嫌悪感を深めることになった。いくら姿、形が綺麗でもお客様を物としか見てないところがあったりする。それはすごく残念なことだ。



私は、詠美が「あれはおかしい。」と熱く語る姿を見て、詠美は、やさしい子なんだなぁとつくづく思う。詠美はこんなことを昔私に語ったことがあった。

「私はなぁ将来小さなバーみたいなんを開いてなぁ仕事で疲れたおっちゃんとかいろいろ悩みかかえて生きてる人の話を聞きたいの。私そういうの好きみたい。」

こんな詠美だから、あのママの行為は許せなかったのだと思うのだ。詠美は、高級クラブ1日体験ではあったけれど、いろんなことを感じ取ったみたいだ。私なら断ったであろう仕事に1人で飛び込んでいく、なんてバイタリティーがある子なのでしょうね、あの子わ。

今度は何をやってくれるのか私は今からすごく楽しみである。



連載ひとまず終了です。クリックよろしくお願いします。

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